伝説の記者 コマサンの「今日も野球日和」

プロ野球記者歴50年。伝説の記者・コマさんのコラム

プロフィル こまざわ・さとる
1942年、広島県生まれ。報知新聞入社後、半世紀にわたり野球記者一筋。主な著書に「昼も夜もカープ」(ベースボールマガジン社)、「赤ヘル軍団」「古葉竹識我慢の野球」(ともに講談社)、監修本に「耐えて勝つ」(古葉竹識)、「広島カープ 苦難を乗り越えた男たちの軌跡」「大野豊の全力投球(ともに宝島社)がある。現在、関西記者クラブ会員、プロ野球殿堂入り投票者、スポーツライター。

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■ 2018年1月11日号

新春インタビュー プロ11年目 丸佳浩選手

「無欲でやる決意」
チーム一丸で日本一目指す

 最強の3番打者、広島の丸外野手(28)が、プロ入り10年目の節目のシーズンを最高の形で終えた。リーグ連覇の立役者となり、自身初のMVPを獲得。年棒も2億1000万円でチームの最高額になった。新春を迎え今季こそ「念願の日本一を」と約束する丸に話を聞いた。(スポーツライター・駒沢悟)


広島市西区のスポーツジム「アスリート」でトレーニングする丸
チーム最高年俸に
―まずはMVP獲得おめでとう。ご自身にとってどんなシーズンだった。

 10年目にして2連覇もでき大きな賞をいただいた。良いシーズンでした。ただ野球は奥が深く、どこまで追求(研究)しても満足することはない。次の目標に向かっていかなければいけない。

―悔しい思いの中でCS最終戦のDeNA戦で敗れ、日本シリーズ進出を逃した。

 苦しいシーズンだった。選手の能力がおととしと一緒だった…。点が取れなかった。投、打ともにそれぞれの仕事ができなかった。短期決戦は2年前日本シリーズ(日本ハムに敗退)でも言えたことだが、シーズンが終了して期間が空く。調整のやり方とか問題があるかも。

―丸選手個人に限って、少し意地悪な質問になるかも?実は記録を見ていて菅野(巨人)、今永(DeNA)の2投手から1本もヒットを打っていなかった。

 分かっている。20打席くらいかな。たまたまそういう巡り合わせだったんだ。確かに2人ともリーグを代表するピッチャー。打てなかったからといって深くは考えていない。昨年打てなかったからといって今年打てないということはない。対策はある。

―おととしと昨年とでは打撃フォームに違いがあったのでは。

 2年前(15年度)の成績に納得がいかなく前年度(16年)は、オフとキャンプを通してフォームの改造に取り組んでみようと。自分自身、コーチにも相談しながら試行錯誤を繰り返した。年齢を重ねていくごとに同じことをやってもね。それを見定めながら状況に応じた内・外角、高・低の打ち方、捉え方などを練習した。難しいけど例えば追い込まれても反対どころにしっかり捉えられるなど成果もあった。バッターもピッチャーもプロである以上これでいいということはない。日々戦っているんだから。

―昨年は171本で最多安打のタイトルも。4年連続全試合出場を果たした。打率3割8厘、23本塁打、92打点と堂々たる成績だった。

 数字的には良かったが、自分にとって最高の成績ではない。まだまだゴールじゃないし無欲でやる決意だ。

―チーム最高年棒になった。今年の目標と意気込みを。

 チームが一つの方向に向かってやれれば結果が出せる。個々の力はここ数年で証明されている。自分としてはチームに貢献できれば一番良い。もちろん日本一が最高。ファンの人に悔しい思いをさせてきたので、今年こそ一丸となって日本一を目指す。



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