伝説の記者 コマサンの「今日も野球日和」

プロ野球記者歴50年。伝説の記者・コマさんのコラム

プロフィル こまざわ・さとる
1942年、広島県生まれ。報知新聞入社後、半世紀にわたり野球記者一筋。主な著書に「昼も夜もカープ」(ベースボールマガジン社)、「赤ヘル軍団」「古葉竹識我慢の野球」(ともに講談社)、監修本に「耐えて勝つ」(古葉竹識)、「広島カープ 苦難を乗り越えた男たちの軌跡」「大野豊の全力投球(ともに宝島社)がある。現在、関西記者クラブ会員、プロ野球殿堂入り投票者、スポーツライター。

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スペシャル対談 駒沢悟×山内泰幸(2018.6.7)

■ 2018年6月7日号

スペシャル対談 駒沢悟×山内泰幸 序盤戦のカープをこう見る!!

伝説の記者と元投手が語る 3連覇へ向けどう戦う

駒沢「カープは新人見る目ある ベテラン勢も準備万端整っている」
山内「勝てるゲームを勝つ! 中継ぎ、抑えの不安の解消を」

 「伝説の記者コマさん」こと駒沢悟さんと、元・広島東洋カープ投手で現在は野球解説者として活躍している山内泰幸さんに、交流戦を前に序盤戦のカープを振り返ってもらった。紙面ではその一部を紹介。全編はFM東広島で放送。

山内「岡田のストレート。空振りが取れるのが強み」

駒沢 開幕前に山内さんが予想したカープと、今のチームの状態は。

山内 全く予想とは違う選手が活躍しているというのが本音。ピッチャーでいえば、野村、薮田、ジョンソンを中心に先発陣は頑張ってくれるのかなと思ったのですが、薮田の制球が乱れて…。

駒沢 あれ、なぜですか。

山内 フォーム的に、リリースポイントに間に合っていない感じがします。

駒沢 その代わりの若い投手は。

山内 一番安定しているのは、大瀬良と岡田。

駒沢 多少不安なところといえば、中継ぎ。

山内 ジャクソン、今村、一岡、中崎も。抑えていますが、不安な投球内容が続いています。でも僕は他球団と比べてみてもしっかりしている方だと思っています。

駒沢 交流戦からオールスター、後半戦を勝ち抜くために必要な条件といえば?

山内 勝てるゲームを落 とさないこと。しっかり勝ち切っていくことが必要だと思います。

駒沢 問題はやはり、中継ぎ、抑えの整備。

山内 昨年のクライマックスシリーズ、最後横浜との戦いを見ると、やっぱり中継ぎ陣に左投手は、いてくれた方がいい。

駒沢 塹江とか。左投手では…。

山内 今だと、中村恭平ですかね。この前半戦に思い切って使って、育てていくというのもあるのかなというふうに思います。

駒沢「ファーム選手も虎視眈々と好機うかがう」

駒沢 打線については。

山内 丸が長期離脱し、その部分で代わりに下水流、野間が。

駒沢 野間は満塁本塁打を打ちました!

山内 キャンプで底上げに成功した選手。非常にいい戦いができています。

駒沢 長打力がある。

山内 足もある。相手にとっては脅威を感じる選手になり得る可能性があります。

駒沢 西川や坂倉が昨年から出ています。

山内 緒方監督は去年の実績は全く関係なく、今いいやつを使う。選手もうかうかできない。今は安部選手なんて特にね。

駒沢 けがからか、ちょっと出遅れたかなと。

山内 出場機会もちょっと減って安部は悔しい思いをしています。

駒沢 彼は練習で築き上げてきた。安部も考えてみればドラフト1位指名だった。やっぱりカープは新人を見る目がある。西川、堂林、ベテランの小窪もファームにいますが、いつでも彼らは準備できていると思います。

山内 全く諦めていないと思います。一軍と二軍のコーチ陣はコミュニケーションを取っていますから。下から上がってきた選手が即活躍するという、そういう良い状況にあると思います。


Profile やまうち・やすゆき
 東広島市出身。1994年、ドラフトで広島を逆指名し、入団。右ひじを高く上げる投球フォームがピンク・レディーの楽曲「UFO」の振り付けに似ていることから、「UFO投法」と呼ばれた。2002年に引退。14年まで広島の投手コーチ。現在、テレビ新広島専属の野球解説者。



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