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今日も野球日和

第28回 「ドラフト2位以下の選手が活躍
              成功したドラフト戦略」

 25年ぶりの優勝へ首位を独走する広島が、実に1996年以来二桁の貯金を残して前半戦を終える。リーグトップのチーム打率と本塁打数を誇る打線は、他球団の投手陣をことごとく粉砕。田中、菊池、丸、鈴木誠、下水流らが打線を引っ張る。どの選手も将来を見極めて獲得した素材≠セ。今回は、彼らのような選手の獲得に全国を飛び回る編成、スカウトのドラフト戦略の成功を紹介する。

 選手発掘へ。現在、スカウトは高校野球夏の地方大会が真っ盛りのこの時期、各地区の担当者が注目選手のチェックに奔走。球団はすでに1月と5月の2回、今年の新人選手選択会議を開いている。高校、大学、社会人。リストアップした選手は200人以上。

 松田オーナー、川端編成部長、苑田統括部長ら編成部4人、スカウト部9人。スカウトの詳しくは地域別に担当が分かれる。北海道・東北(近藤)、東京(尾形)、北関東(高山)、名古屋(松本)、中・四国(白武)、九州・沖縄(田村、末永)、米国(シュルストロム、マクレーン)の陣容。力量、素質、家庭環境など、あらゆる分野で調査していく。さらにはスカウトの要請を受けて編成部が巡回する。

 現在レギュラーとして活躍する丸、松山、小窪、菊池、鈴木誠、下水流、田中らはドラフト会議では2位以下の指名獲得選手だ。他球団の目の届かない、つまりスカウト一人一人の水面下の地道な努力の成果ともいえる。

 これらの選手を獲得した要因には、綿密に調査した上での組織力≠煖唐ーられる。川端編成部長は「ウチはここで指名されそうだという他球団の様子や出方を見ながら、ドラフトに臨んでいる。例えば、本来なら3位、4位と指名順位を決めていながら2位にあげていく。セイヤ(鈴木)がその例です」と明かしてくれた。ドラフト会議前日や、当日の各球団の動きを探りながらの駆け引きは、かつて取材記者として興味深くドラマチックであったことが、今更ながら鮮明に思い出される。

 ドラフト会議への戦略、戦術は、抽選、クジ運なども明暗を分けるが、「広島のスカウトは目のつけどころが違う」(他球団幹部の話)と定評がある。今季の層の厚いナインの活躍ぶりが証明している。

プレスネット2016年7月16日号掲載


   
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