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今日も野球日和

第58回 「一軍定着に正念場の堂林と岩本」

 開幕を一週間後に控え、広島の1軍ベンチ入りは激戦模様だ。キャンプ、オープン戦の状態などを踏まえた上で、連覇への陣容が決まる。開幕メンバーに選ばれたとはいえ、ケガや不振に陥いると、即刻1、2軍の入れ替えが待ち受ける。厳しいプロの現実を味わうことになる。

 2軍監督に就任して2年目になる水本勝己(49)は「安部や鈴木誠らは、ファームの経験者。1軍に定着する選手はメンタル面で違う。技術的にも考え方もしっかりしてくる。2軍ズレした選手は上にあがってもすぐ戻ってくる」と1、2軍の格差を強調。「今年こそは1軍定着を」と水本監督は期待する2選手を挙げた。

 ここ数年間1、2軍を往復、入団時、将来の看板選手と太鼓判を押されていた堂林翔太(26)だ。甲子園の星と騒がれ、早や8年目のシーズンを迎える。ドラフト1位入団の2010年から3年間で28本塁打を記録。順風満帆かに思われたが、その後はいまやWBCメンバーで活躍する後輩の菊池や、田中、鈴木誠らに先を越されてしまった。

 しかし、昨年オフから今年のキャンプ。堂林の意気込みと練習に取り組む姿勢には、鬼気迫るものがあった。「自分の殻を破りたい」と新井に頼み込んで門下生≠ニなった。「頭を下げて来たのは2度や3度ではなかった。こいつホンもんやなと思って、最後はこっちが折れた」と新井はその間の事情に苦笑した。

 鹿児島・最福寺での荒行にも同行。「後がないことは覚悟している」。その結果はキャンプ、オープン戦とはっきりと表れてきた。東出コーチは「最後まで振り切れるようになった。打球のスピードが違ってきた」と鋭く振り抜くバッティングを認める。水本2軍監督は「1軍に行ったらもう2度と戻ってくるなと言ってある」と叱咤激励する。とはいっても、1軍に定着した安部のドロ臭さとサラブレッド∴オいされてきた堂林。何が違うのか。彼本来の個性を生かした特徴を出すことだ。水本2軍監督は「埋もれた素材がもったいない。それを出し切れるのはドウ(堂林)自身だからな」と変身の堂林を静かに見守っている。

 もう一人が地元出身の岩本貴裕(30)。08年、ドラフト1位入団で広島に。広商、亜大を経てことしが9年目の選手だ。同じ広商出身で後輩の柳田悠岐はソフトバンクの中軸打者として成長。大器≠ニ騒がれた岩本も、入団2年目に14本塁打を記録し脚光を浴びた。挫折した原因は度重なる故障。今キャンプでは、岩本の快力弾≠ェ右翼スタンドに炸裂した。長年苦しめられたケガにも強くなってきた。「チャンスを生かして首脳陣にもファンにも認めてもらいたいですね」。3月17日のウエスタン開幕戦(対中日)では、4打数2安打とアピール。一発逆転の一振りにかける代打職人として新境地を切り開こうとしている。

プレスネット2017年3月25日号掲載


   
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