■ 2017年4月1日号

 「年を取っても若くありたい」と思う人を応援するラジオ番組「若さの秘密研究所」。毎週水曜日21時〜21時24分に、FM東広島(89.7MHz)で放送している。同研究所の川口伸二所長と新海真由美調査員が、年齢よりも若く見える人をゲストに迎え、時には緩く、時には専門的に「若さ」について語り合う。

脳と若さの面白い関係

 年齢より若く見える人はどんなことに気を付けているのか。東広島のイマドキシニアのアンケートと共に、「若さの秘密研究所」がその秘密に迫る。

前向きな考え方で若く。脳を刺激する生活を。

3月15日・22日放送ゲスト
山田脳神経外科院長 山田 謙慈さん

東広島市八本松飯田の山田脳神経外科の院長。開院20年目。日本脳神経外科学会認定の専門医。64歳。

新海 持ち歌についてのアンケートでは、よく歌われている歌のうち、男性は演歌が多く、女性は童謡、歌謡曲などジャンルに偏りがない、という結果でした。

川口 歌は脳に刺激を与えるものですか。

山田 普通に慣れている歌を歌っても刺激はありませんね。シャンソン風になど歌い方を変えてみること や、全く知らない歌を歌う、メドレーなど歌のタイプが違うものを一緒の流れで歌うことは多少刺激になるかもしれませんね。

川口 その他に若さにつながる生活行動は?

山田 ワンパターンに生活しないことが大切。料理を作っていて途中で電話に出ると、それまで何をしていたか思い出せないことがありますが、それは記憶に 残らない動作で、脳を働かせていない。つまり、大脳を感知しない作業というのは脳に刺激がいかない。右利きの人は左手で箸を使ったり、字を書いてみる。普段歩かない場所を歩くなど脳に刺激があがっていくような日常でできることをやってみる。

新海 脳と笑いの関係は。

山田 いい笑いは脳の中のいろんな部分を揺り動かす。刺激をし、脳を活性化する働きがある。

川口 近親者の死や失恋など悲しいことは脳にどういう影響がありますか。

山田 マイナスの要因は脳の働きを抑制する方向に向かいます。脳の中である力が出ようとしてももぐらたたきのように抑えられてしまうので、悲しみはプラスに向かっていかない。

川口 ポジティブに考えることは若さにつながるということでしょうか?

山田 そういうことになります。


笑いは若さの根源。笑いは脳を柔軟にする。

3月1日・8日放送ゲスト
広島大学大学院 生物圏科学研究科教授 長沼毅さん

多彩なフィールドで活躍していることから科学界のインディ・ジョーンズと呼ばれる。「笑っていいとも!」などメディア出演多数。55歳。

新海 60歳以上の男女115人を対象にした「最近一番笑ったこと」のアンケートでは、男性は笑点やよしもと新喜劇などテレビ番組を見て笑うことが多く、女性は友人との会話で一番笑う機会が多い、という結果となりました。

長沼 男性と女性の違いがはっきり出ていますよね。女の人はさりげない会話の中で笑う。面白いこと があろうがなかろうが、とにかく笑う。

新海 女性にとって笑うとは笑うこと自体が目的で、理由は何でもいいということですか。

長沼 そうです。それに比べて男は笑いも理屈。自分の中で湧いてくる自発的な笑いではなく、誰かを笑わせるか、笑わされるか。つまり、女性は感性、男性は理屈で笑うのです。私は 理系だから理屈で脳はがちがち、一日笑わないこともある。これではダメだと思い、何でもいいから笑っておこうと思った。ほぼ1分に1回は笑っている。一番分かりやすいのはダジャレ。

川口 笑いは若さに直結するということでしょうか。

長沼 笑いは若さの根源。特に感性に基づいたしなやかな、理屈ではない、ふつふつと湧き上がってくる笑い、これが脳の柔軟性につながる。笑うことで顔の筋肉が使われ、自動的に脳にシグナルが送られる。脳が笑わなくても、顔が笑っていれば、脳の方は面白いんだと脳の筋肉を使うことになる。

新海 脳に笑いのシグナルを強制的に送り込むことが若さの秘密ということですね。

長沼 はい。そうすると、脳は幸せホルモンがいっぱいになる。何かと肉体の若さに目が向けられがちだけど、真の若さは脳ですよ。


東広島に住む60歳以上の人に聞きました。

若さの秘密研究所調べ(2016年12月にアンケートを実施)

「あなたの持ち歌を教えてください」

 東広島市に住む60歳以上の人男女115人を対象にアンケート。フリー回答で3曲までを聞き、男性は109曲、女性は112曲の回答があった。2人以上が持ち歌だと答えた歌を紹介。

男性

・北国の春 ・北の旅人 ・それ行けカープ ・お前に ・酒よ ・群青(谷村新司) ・昴 ・すきま風 ・くちなしの花(渡哲也) ・夜霧よ今夜もありがとう

 >>さらに詳しく

女性

・ふるさと ・365日の紙飛行機 ・川の流れのように ・あざみの歌 ・だんな様 ・ここに幸あり ・四季の歌 ・つぐない ・二輪草 ・上を向いて歩こう ・銀座の恋の物語 ・蘇州夜曲 ・津軽海峡冬景色 ・時の流れに 身をまかせ ・瀬戸の花嫁 ・大阪ラプソディー ・安芸の宮島 ・荒城の月 ・愛燦燦 ・なごり雪 ・三百六十五歩のマーチ ・人生いろいろ ・さざんかの宿

 >>さらに詳しく

「最近、笑ったこと、泣いたこと」

 東広島市に住む60歳以上の人男女115人を対象にアンケート。ジャンル別に見ると、男女の違いがはっきりと分かる。(複数回答)

最近、泣いたこと(ジャンル別上位)
男性

1位 母・知人・友人などの死
2位 カープ優勝
3位 震災などニュース、ドラマを見て
その他 子どもたちからのプレゼントなど

女性

1位 父母、友人、ペットなどの死
2位 テレビ・ドラマ
3位 カープ優勝
4位 友人の病気
その他 孫の言葉など

最近、笑ったこと(ジャンル別上位)
男性

1位 笑点やお笑いなどテレビ番組
2位 孫のしぐさ
3位 笑いヨガやグラウンドゴルフなどの趣味
4位 カープ優勝 息子や妻との旅行 覚えていない
その他 給料が多かった月など

女性

1位 孫や友人・夫との会話
2位 笑点などテレビ
3位 自分の行動 家族・飼い猫・他人の行動
4位 踊りや笑いヨガなど趣味
5位 カープ優勝


バックナンバー

■ 2017年5月18日号

■ 2017年4月1日号

過去の放送を聞く

♪2017年6月28日放送

♪2017年6月21日放送

♪2017年6月14日放送

♪2017年6月7日放送

♪2017年5月31日放送

♪2017年3月29日放送

♪2017年3月22日放送

♪2017年3月15日放送

♪2017年3月8日放送

♪2017年3月1日放送


pagetop