東広島の大雨災害体験 読者の声 今後にどう生かす

 多くの人が被災した今回の豪雨。東広島の住民はどんな体験をし、それをどう今後に生かそうとしているのか。住民に「想定外だった出来事」「こうしておけば良かった」を聞いた。台風シーズンを控え、今後の行動のヒントにしたい。

食料品、品薄に焦り 備蓄の重要さ実感


災害発生後、交通網がまひ。弁当類が棚から消えた市内のコンビニ=7月9日

●特別警報が出ていたのに軽く考え、習い事の送迎をしてしまった。車が3分の1、水に漬かって怖い思いをした。もう絶対に無理はしない。(39歳女性、西条)

●避難勧告があってもすぐに避難場所へ逃げなかった。結果、危ない場所で不安な一夜を過ごした。朝、JRが午後から運行を中止すると情報を出していたのにそのまま会社に残って帰れなかった。今後は会社の指示を待たずに自分の経験と判断で行動する。(40歳男性、西条)

●食料の備蓄もないし、子どもの広島市内への通学方法も考えたことがなかったので焦った。いろんなパターンで想定しないといけないなと改めて感じた。(45歳女性、西条)

●ガソリンスタンドの渋滞と20リットルまでの制限があったこと、コンビニの商品が何もなくなっていたことに焦りました。断水にはなっていないけど、水の確保がいかに大切か痛感した。(37歳女性、八本松)

●幸い被害がなくライフラインも途絶えなかったが、災害に対する意識が低かったと感じた。食料も水も備蓄が足りなかったので、今後に備えたい。ガソリン、食料、現金を下ろすなど、振り回されてはいけないと思いつつ、あたふたしてしまった。いざとなったら何が必要か考えておくべき。(42歳女性、西条)

●オール電化なので、停電に備えてガスコンロを常備しておく。特別警報が出たとき、避難時に必要最低限の物が分からず戸惑った。結局大丈夫だろうと思い、避難さえしなかった。(36歳女性、西条)

●職場の災害時のルールがなく、警報・特別警報の中、通常通り就業した。もう少し帰るのが遅かったら自宅にたどり着けなかった人もいた。土砂降りでも退社できず、特別警報の中、皆探り探り出勤したので、今後どうすべきかなど話せたらと思う。(42歳女性、西条)

●子どもに不自由がないよう、食料は備蓄が必要だと感じた。自分の子どもは食 物アレルギーがあるので、薬や食べ物の確保をしておかなくては…と再確認しました。(31歳女性、西条)

避難勧告に対応せず 早めの行動大事


混雑する市内のガソリンスタンド=7月7日

●避難指示が出ても、何をすればいいのかわからず、とりあえず自宅待機した。防災グッズをそろえておくべきだった。東広島ハザードマップをすぐ出せる場所に置いておいたのはよかった。避難場所も浸水地域で困った。(43歳女性、西条)

●大雨から5日後、ようやく落ち着いてきたなと思っていたら緊急避難指示が出て、もう家族と会えないかと思った。町中がパニック状態だった。 (45歳女性、八本松)

●ツイッターなどSNSで情報を知り避難したが、後で自分は避難対象地区ではないと知った。情報がいろいろ交錯し焦った。(40代女性、八本松)

●避難指示が出ると、いろいろな人から一斉にSNSで連絡が来た。どこにどう避難すればいいのか普段から家族で話し合っていないと行動できないと分かった。(40代女性、八本松)

●断水が長期化されそう。ポリタンクなどが不足しているようなので普段から用意しておこうと思った。(59歳女性、河内)

●会社からの帰りに増水に遭い怖い思いをしたので、早めの帰宅判断をした方が良かった。(47歳男性、西条)

●こんなにひどい状況になるとは思わず少しお酒を飲んでしまい車で避難することが不可能だった。食料の買い置きもしておらず、今食材が手に入らなくて困っている。災害に備えて持ち出すものをまとめておいたり、飲料水や簡単に食べられるものを準備しておきたい。この状態で断水や停電があったらと思うと非常に怖い。(41歳女性、西条)


プロのアドバイス 車が水に漬かったとき、どうする?

 水に漬かった車は、エンジンを掛けた際にショートする場合があります。ショートするともうエンジンを掛けることはできません。さらに、万が一、ガソリンが漏れていると、ショートする際の火花で引火する危険性があります。

 室内まで水が入り込んでしまうほどの水没の場合は、エンジンを掛けることは避け、ロードサービスなどを呼ぶことが賢明です。マフラーに水が入っている場合もエンジンが掛かりません。水を抜かない限りエンジンは掛かりませんので自動車工場などに連絡するなどしましょう。(地元自動車整備工場)


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