スポーツライター 駒沢悟さん×元監督・野球解説者 達川光男さん

 スポーツライターの駒沢悟さんが、広島東洋カープ元監督で現在はプロ野球解説者の達川光男さんと、「今年のカープはどう」だったのかを振り返る。そして、来年は「どうなるん」か。対談の一部を紹介。達川節≠ヘFM東広島(89.7MHz)で、お聞きください。

バティスタの離脱痛かった。小園らの成長に期待!


駒沢's eye
 連敗でスタートし、途中遅れを取り戻したものの、投手陣の柱である大瀬良、ジョンソン、床田らに負担がかかった(完投10、完封勝14)。その原因は中継ぎ、抑えのけがや不調にあった。カープの野球である機動力も発揮できず、守備にも痛いところでエラーが重なった。相手を揺さぶるカープ本来の野球ができなかった。

 駒沢 今年は4位に終わった。クライマックスシリーズへ出られなかったということは、丸の抜けた穴というのがやっぱり大きかったんでしょうか。

 達川 後付けにすれば大きかったと思うんですが…。

 駒沢 代わりに、西川が出てきましたね。想像以上の活躍をしてくれましたね。

 達川 西川のおかげで有り余る戦力になったと思いますよ。サードで出ていた頃は、最初はどうなるかと思ったんですが。レフトで起用されるようになってね、一度ホームで刺したんですよ。そこから自信を持ちましたね。分からんもんですね。

 駒沢 やっぱり、外野一本でいった方がいいですね。

 達川 いいですね。もう内野に戻さない。打撃はイチローも顔負けの芸術的なバッティングですよね。追い込まれてのワンバウンドをヒットにするというね。東出バッティングコーチも言ってましたけど、やっぱりバットコントロールは今のカープの中ではナンバーワンだという評価でしたよ。

 駒沢 一方、長野と松山がね、ちょっと出遅れたと。中盤以降は松山が戻ってきて、終盤になって長野が真価を発揮し出しましたが。それと、バティスタがチームを離れたということもマイナスになった。

 達川 バティスタの離脱が今シーズン一番痛かったでしょうね。今のカープにない長打力を持っていますから。やはり鈴木誠也一人の長打力ではね、やっぱり二人いないと。鈴木誠也が相当マークされましたからね。バティスタが3番にいるときは、鈴木誠也がかなりリラックスして打ててましたから。

 駒沢 来シーズン期待される選手では、やっぱり小園と坂倉ですかね。そういう若い連中が芽を出し始めてきている。特に小園。

 達川 そうですね。小園も思い切りはいいんですけど、まだまだね。初球からどんどん打つんですが、配球をもう少し読まないと。他の5球団の投手の特徴とかをこのオフの間にしっかり勉強してほしい。


FM東広島(89.7MHz)放送日程
11月7日(木)18時台
11月8日(金)21時台(再)
11月12日(火)12時台(再)


プレスネット2019年11月7日号掲載




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