マイクロンメモリジャパン広島工場
広島工場で最先端の半導体量産
「東広島市の成長に寄与したい」(ラヒル・ハッサン工場長)
―前身のエルピーダメモリを買収して丸5年が経過しました
買収後、現有世代DRAMの製品は、台湾にある工場で生産する体制を整えた。広島工場では、次世代DRAMと、次々世代DRAMの開発、量産を進めていく。次世代は今年から、次々世代は来年からそれぞれ量産規模の拡大に踏み切る。
―最先端の半導体投資に踏み切る理由は
スマートフォン(スマホ)やタブレット、自動運転車などに不可欠な半導体の需要が活発なのと、顧客の求める製品が複雑・高度化していることだ。それに対応するためには、工場の拡張と最新鋭の半導体製造 装置の導入は不可欠となる。
広島工場には、これまでも大規模な投資を実行、半導体生産に使うクリーンルームなどを増強した。次から次へと次世代のチップを求める顧客の需要を視野に入れると、今後も大型投資は継続するだろう。
―広島大とはパートナーシップ関係にあります
マイクロンが設立した財団を通じて、強固な関係を築いている。マイクロンの技術者や研究者がメンター(指導者)として広島大の大学生や大学院生たちをサポートできる枠組みがあるほか、広島大の女性研究者 への支援や高校生を米国に派遣したりしている。これらの取り組みを支援するため、財団から計15万ドルを寄付している。
―東広島市では産学金官連携に力を注いでいます
マイクロンは、各国に工場を有するが、どの工場も、雇用を創出したり、環境に貢献したり、と地域で重要な役割を果たしている。広島工場とて例外ではない。東広島市と活発なパートナーでありたいし、市の成長に寄与したいと思っている。
広島工場は、マイクロンの最先端の製造拠点の一つ。世界で使用されるDRAM製品の生産には、イノベーション(技術革新)は不可欠となる。さきほどの広島大との連携もそうだが、産学金官の連携で、東広島市から世界に誇れるDRAMの新技術が創出できることを期待している。
マイクロンが作っているDRAMって?
いつでも書き込み・読み出しが可能な半導体メモリ。電子機器を動かす上で必要となる、文字や画像といった情報をためておく役割を担う。DRAMは大容量を実現できるため、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、ゲームなどあらゆる電子機器に使われている。
マイクロンメモリジャパン広島工場の企業情報(詳細)
店名 | マイクロンメモリジャパン広島工場 |
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TEL | 082-429-3333 ※お問い合わせの際は「ジモ通を見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
住所 | 東広島市吉川工業団地7-10 |
ホームページ | https://jp.micron.com/ |
備考 | 広島工場/広島開発センター 生産及び技術開発部門 |