• プレスネット連載コラム 発達いろいろ

文/県発達障害者支援センター
(東広島市西条町西条414-31)
相談=電話082(490)3455

常にあちこち動いて落ち着きがない、丁寧に説明しても伝わらないなど、子どもたちの気になる行動。 「年齢としてまだ難しい」など、さまざまな理由があります。 その理由の一つとして、『発達障害』の影響を受けている行動の可能性もあります。
 発達障害についてお伝えしたり、保護者の皆さんからの質問に答えたりして、 発達障害の影響を受けているお子さんへの子育てのヒントにしていただきたいと思います。

過去の記事を読む

>><1> 子どもたちの気になる行動の背景には…

>><2> 自閉スペクトラム症って何?

>><3> 注意欠如・多動症(ADHD)って何?

>><4> 限局性学習障害(SLD)って何?

>><5> 「氷山モデル」の考え方

>><6> 保護者の悩み 読み聞かせなどの活動に最後まで参加することが難しい…

>><7> 保護者の悩み 友達の輪に入ってうまく遊ぶことが難しい…

>><8> 保護者の悩み 思い通りにならないと友達をたたいたり蹴ったり…

>><9> 授業中、キョロキョロ… ずっと落ち着きがない


■ 2018年2月8日号

発達いろいろ <8>

保護者の悩み
思い通りにならないと友達をたたいたり蹴ったり…

 思い通りにならないことがあると、友達をたたいたり、蹴ったりします。どのように対応したらよいのでしょうか。(5歳の女児)

 うまくお話しできないこと、見通しがなく不安なことが原因かもしれません。

 発達に課題のあるお子さんの中には周囲の状況が分からなかったり、見通しが持てないことで混乱し、友達をたたいたり、蹴ったり、物を投げたりなどの行動につながる場合があります。

 まず、本人が周囲の状況や見通しを持てるように、見える形で伝える必要があります。例えば、活動の量や回数を伝える、次の活動を具体物で伝えるなどです。

 また、さまざまな混乱の中で、自分の気持ちやヘルプなどを周囲に伝えることが難しいため、たたく、蹴るなどの行動で発信していることも想定されます。適切な言葉や文字、絵カードや具体物、動作など、伝えるツールを準備したり、モデルを見せたりすることが大切です。

 周囲が大きく反応すること(大きな声で怒るなど)で、ますます混乱してしまい、行動がエスカレートすることもあります。大人が間に入り、本人に終わりを提示し、次の活動を促すなど、機会を最小限にすることが重要です。

文/県発達障害者支援センター(東広島市西条町西条414−31)
  相談=電話082(490)3455g


pagetop