桜が丘保養園

働きやすい環境を作り子育て中の職員を応援

来春開園 認定こども園「桜が丘認定こども園」(仮称)
想像が膨らむ園


▲認定こども園のイメージパース。2020年4月開園予定

 「桜が丘保養園」として、老人ホームなどを運営する、石川福祉会(東広島市西条町寺家、石川博也理事長)は、同市西条町寺家に認定こども園を開園する。今年7月に着工し、2020年4月の完成を目指す。

働きやすい環境

 「利用者の自立を支援する」を経営理念に、特別養護老人ホーム、ケアハウス、デイサービス、ショートステイ、ヘルパー事業所、居宅支援などの事業を経営している、石川福祉会(1975年設立)。

 伊東寛和事務長は、利用者の自立を促す施設にするため、職員のさまざまな意見を受け入れてきたという。

 「職員が落ち着いて穏やかに働ける環境を作ることで、利用者との関係が良くなり、自立支援することができる」と話している。

 取り組んでいることの一つに、利用者が食事を自分で食べられるよう、一人一人の体に合わせた椅子を用意した。足を床に付けて座れ、机の高さが調整できる。利用者が、食事の途中で眠ることが少なくなり、自分で食べる人が増えてきた。

 また、職員が隣に座る椅子にも配慮し、利用者より低い姿勢で介助ができるようになり、誤嚥防止に繋がっている。

 他にも、今年4月には風呂場を改装。利用者一人一人がゆっくりと湯船につかり、気持ちよく過ごしてもらえるようにした。認知症などの症状で不安な利用者も、穏やかな時間が増え、職員も介助がしやすくなり喜んでいるという。

子育て中の職員へのサポート

 福祉とはどんな仕事なのかを理解し、自分の親が働く姿を見てもらうために、2018年8月、職員の子どもたちに施設に来てもらい「子ども職場見学会」や「親子英会話教室」を行った。

 職員の角本さんは「子どもを職場に連れて行くと、親の仕事を理解してくれるし、子どものことで休みを取りやすくなりました」と話している。

こども園開園に向け

 開園するこども園は、「桜が丘認定こども園(仮称)」。建物は、木のぬくもりを伝えたいという思いから、国立競技場を設計した隈研吾建築都市設計事務所が手掛ける。

 同園で働く職員は、子育て中の20代〜孫の面倒を見ている70代までと幅広い。わが子や孫を育てながら働く中で、保育所の入所で困り、転職を考える職員がいたことで、職員が働きやすい東広島になればいいとの思いから開園を決めた。

 「子どもの安心と安全はもちろんですが、親御さんが健全で、安心して働ける環境づくりが大事だと思います。心も体も健康で、意欲的に遊んでもらい、思いやりの心を持てる子どもたちを育てる園にしたい」と伊東事務長。現代社会に生きる子どもたちが、仲間づくりや自然と触れ合えることが大切だという。

  • ▲認定こども園のイメージパース。

  • ▲2018年8月に施設内で行った「親子英会話教室」。

  • ▲桜が丘保養園内の様子。六角のテーブルは、利用者同士がコミュニケーションを取りやすくするため。




伊東寛和さん
社会福祉法人 石川福祉会 事務長

 子どもも大人も、こども園を中心に成長することを目指します。情報社会を生きていく子どもたちには「人間関係(仲間づくり)」「言語(ことば)」「表現」「(自然)環境」「健康」を基本として、「心も体も健康な子ども」「意欲的に遊べる子ども」「思いやりのある子ども」になってほしいと思います。大人である親御さんや保育士も、子育てを通じて成長していくべきです。私たち大人は、生まれたことが少し早かっただけで完成されているわけではありません。子どもに寄り添い、共に学ぶべきです。
 そして、高齢者福祉で培った地域福祉活動も、こども園で展開していこうと考えています。地域を愛する子どもを育むことも重要です。何より子ども・大人・地域を明るく元気にしていくことが私たちの使命と考えています。皆さまのご協力をお願いします。

運営管理 社会福祉法人石川福祉会
桜が丘保養園

東広島市西条町寺家5976番地
082-423-2595